はじめに
ずっと気になっていた水草水槽。
ガラスの箱の中に小さな森があって、魚が木漏れ日のような光の中を泳いでいく──あの世界観に、いつか自分も挑戦してみたいと思って参考の本とかみて憧れていた。
そしてコロナ禍。「家でできる趣味」を探していた僕にとって、これはもう合図だった。「今だ」と。
きっかけ:家に“自然”がある生活
在宅時間が伸びるなかで、日常の景色に“ゆらぎ”が欲しくなった。
机に向かいっぱなしの合間に、ふと視線を上げると水面が揺れている。水草の気泡がぱちぱち弾ける。
その想像だけで元気が出てきた。アクアリウムライフのスイッチが入った瞬間だ。
迷いながらの情報収集:濾過・水草・レイアウト
いざ始めるとなると、最初の壁は選択肢の多さ。
上部?外部?底面? 有茎草?ロゼット?陰性? 流木?石組?──調べれば調べるほど、沼の深さが見えてくる。
そんなある日、ふらっと立ち寄った広瀬ペットさんで出会ったのがブルカミアシステム。
“底面フィルター×専用底床”という組み合わせで、シンプルなのに水が澄みやすいというコンセプトに惹かれた。
濾過システムの中では最も自然のサイクルに近いなと感じた。
「これなら自分でもいけるかも」──初めての水槽は、この底面フィルター式で立ち上げることに決めた。
広瀬ペットさんのページはこちら↓
器の選択:30cmキューブという答え
家のスペースとレイアウトの自由度を考えて、30cmキューブを選択。
このサイズ感は置き場所を選ばず、構図の自由度が高いのが魅力。上からも横からも眺めやすく、メンテも億劫になりにくい。
「まずは日常に馴染むこと」。続けるための最重要条件だと思っている。
その他、最初に揃えたもの、必要なものはこちら↓
🧊 ① 水槽(30cmキューブ)
- 理由:小さすぎず、管理もしやすいベストバランス。
- ポイント:ガラス製のほうが透明度が高く、光の反射が美しい。
(例:コトブキ、GEX、ADAなど) - ガラス水槽 アクロ30キューブ 30×30×30cm 30cm水槽 熱帯魚 水草 シュリンプ アクアリウム 小型水槽 お一人様1点限り 関東当日便
💧 ② 濾過システム(底面フィルター or 外掛けフィルター)
- 初心者におすすめ:
→ 底面フィルター+ブルカミア底床(安定性抜群)
→ 外掛けフィルターなら「GEX スリムフィルター」なども扱いやすい - 役割:水の中のゴミやアンモニアを除去し、透明で健康的な水を保つ。
🌱 ③ 底床(ソイル・砂利など)
- ブルカミアソイル(底面式ならベストマッチ)
- 水草が根を張りやすく、バクテリアの繁殖にも◎
- ※厚さは3〜5cmくらいが理想
☀️ ④ 照明(LEDライト)
- 水草育成には光の強さと時間が超重要。
- おすすめ機種:
- Chihiros WRGBシリーズ
- GEX クリアLEDパワーⅢ
- アクロ TRIANGLEシリーズ
- タイマーを使って1日8時間前後で自動ON/OFFにするのがコツ。
最初に買ったのはテトラのLED照明。
テトラ スライドLED 30〜45cm水槽用 ライト アクアリウム 照明 関東当日便
🫧 ⑤ 二酸化炭素(CO₂)添加キット
- 水草が元気に育つ鍵。
- 初心者は「小型ボンベ式」や「発酵式」からでもOK。
- 無くても育つ種類もあるけど、気泡(パール)を見たいなら必須!
🪣 ⑥ 水換え&メンテナンス用品
- バケツ・ホース・スクレーパー・ピンセット・ハサミなど。
- 水換えは週1回・全体の3分の1程度が目安。
- 水草のトリミングは「見た目を整える」よりも「光を届かせる」が目的!
🐟 ⑦ 生体(魚・エビ)
- 30cmキューブなら
- ネオンテトラ、ラスボラ系など小型魚 5〜10匹
- ヤマトヌマエビ or ミナミヌマエビ(コケ取り役)
- 最初は少なめに入れて、水質が安定してから追加するのが鉄則。
🌿 ⑧ 水草(初心者向けおすすめ)
- アヌビアス・ナナ(丈夫・陰性)
- ミクロソリウム(活着できる・陰性)
- バリスネリア・ロタラ系(動きが出て見栄え◎)
(水草)おまかせ水上葉 レイアウトセット 30cm水槽用 6種(無農薬)(1パック)(水草説明書付)
⚙️ ⑨ タイマー・温度計・ヒーター
- 熱帯魚を入れるなら水温は25℃前後が理想。
- ヒーターは「水槽サイズに合ったワット数」で。
- タイマーで照明のON/OFFを固定化すると、水草も人間もリズムが整う!
初立ち上げ:素人丸出しの“植えただけ”レイアウト
正直に言う。最初のレイアウトはひどかった(笑)。
水草の知識ゼロで、ただ背の高いのを後ろ、低いのを前…と“置いただけ”。
構図の三角形も、抜けのラインも、群生の迫力もない。素人丸出し。
でも、それでいい。大事なのは水を回し始めることだ。
予想外の感動:あまりの水の綺麗さに息をのむ
底面フィルターで回して数時間。
驚いたのは、水の透明感。
朝の光が差し込むと、ガラスの角で光が分解されて、水草の葉に細かい気泡がまとわりつく。
“水が生きている”って、こういうことか。
この瞬間、完全にハマった。ここからが、僕のアクアリウムライフの始まりだ。

でもめっちゃ水は綺麗だった!照明って大事だよね。
最初に買ったのはテトラのパワーLED。
ブルカミア×底面で感じたこと(初心者視点)
- 立ち上がりが早い:体感として“水がこなれる”までの不安が少なかった
- メンテの目安が掴みやすい:底床からの吸い上げが効いていて、濁りにくい
- レイアウトの自由度:30キューブとの相性がよく、**“小さな森”**の密度が出しやすい
もちろん万能ではない。
大改造のときは底面構造が足かせになるし、根張りの強い水草は管理にコツがいる。
それでも、**「最初の一歩」**としての安心感はとても大きかった。
初心者の自分に届いた学び(失敗メモ付き)
- “完璧なレイアウト”は後から育つ
最初は“植えただけ”でも、トリミングと差し戻しで景色は化ける。 - 水換えのリズムが水槽のリズム
週1で軽めの換水をルーティン化。やる日を決めると億劫じゃない。 - 光とCO₂は“欲張りすぎない”
初期は控えめに。コケ対策は後追いより予防が効く。 - 写真は“恥ずかしくても”撮っておく
今見ると拙くても、成長ログは何よりのモチベになる(←ここは次に活かす!)
30cmキューブで広がった日常
ガラスの箱をひとつ置いただけで、生活のリズムが少しやさしくなる。
朝の光、帰宅後のライトアップ、夜の静けさ。
同じ水槽なのに、時間帯で表情が変わるのがたまらない。
「今日はどの角度から写真を撮ろうか」──そんなささやかな楽しみが、毎日に小さな彩りをくれる。






まとめ:ここから物語が始まった
- 水草水槽に憧れ、コロナ禍をきっかけに**“家の趣味”として着手**
- 広瀬ペットさんで出会ったブルカミアシステムに惹かれ、底面フィルターで立ち上げ
- 30cmキューブで生活と両立、最初は素人全開の植え方でもOK
- それでも、水の透明感に心を掴まれた──ここからが本当のスタート
次回はブルカミアシステムについて書こうかと思います!



