オーディオ沼にハマったきっかけを振り返る

はじめに

今ではカスタムIEMやDAPを当たり前に使っているけど、最初から詳しかったわけじゃない。

むしろ「気づけば沼にハマっていた」タイプ。

ここでは、中学から社会人までの「音楽との出会い」を振り返ってみたい。

もはやゆうたろうの半生に近い語りになるので長いけどよかったら読んでみてください。オーオタには共感してもらえるかも。

中学時代:カセットプレイヤーとの出会い

父親から譲ってもらったカセットプレイヤーが、すべての始まり。かな?

初めてイヤホンで音楽を聴いたとき、「こんなに世界が変わるのか」と衝撃を受けた。

最初に聴いた曲も覚えてる。FIELD OF VIEWの「DAN DAN 心魅かれてく」だった。当時ね、ドラゴンボールGT時代です(笑)

それまで、音楽はテレビで流れてるだけの存在だった。それがカセットウォークマンで初めてイヤホンで聴くと…周りの喧騒や外の音が消えて、自分だけの音楽空間が広がる感覚。

これが僕の“最初の没入体験”だった。

高校時代:CDプレイヤーとMDの楽しさ

高校では父親からCDプレイヤーを譲ってもらい、毎日の自転車通学で聴きまくった。

さらに、バイト代で手に入れた初めてのMDプレイヤー。

「好きな曲を自分で編集して持ち歩ける」ことが嬉しくて、夜な夜な録音に夢中になっていた。

この頃は、機材よりも「音楽に囲まれていること」が楽しくて仕方なかった。

大学時代:音楽のジャンルが一気に広がる

大学では軽音部に入ったことが転機。

それまでは姉の影響でジャニーズが大好きだったり、歌番組でよく聴くJ-POP、アニソンとかばっかり聴いてたのに、ロックからパンク、メタル、ビジュアル系、まで多彩なジャンルを聴くようになった。

ちなみにボーカルで入って途中からギターボーカルでシャウトしてた(笑)

ライブを通して「耳だけでなく、体全体で音を浴びる」快感を知った。

この頃から「環境によって音が変わる」ことに敏感になっていった。

社会人時代:イヤホン沼からスピーカー沼、そしてDAPへ

新社会人になった頃、会社の先輩から何気なく譲ってもらったイヤホン。たぶん5,000円くらいのだったかな?

それが僕のオーディオ沼の決定打だった。

音の解像度、立体感、ボーカルの存在感…。

「こんなに世界が違うのか」と衝撃を受け、そこから一気にイヤホン、ヘッドフォンの沼へと進んでいった。

とにかく買い漁ってた(笑)オーディオテクニカやVictorの木のイヤホンやヘッドフォンが好きだったし、Appleから出てたバランスドアーマチュアドライバーを使ったイヤホンは当時珍しくて愛用してた。今となってはApple製品はiPhoneとiPadしか使ってないけど。

たくさん買ってた中で特にお気に入りの機種はまた別の機会に書こうと思う。

当時は再生機といえば iPod一強 の時代。

僕も例に漏れず、通勤や休日はiPodをポケットに入れて音楽漬けの日々を送っていた。

正直、当時は「DAP」という言葉すら知らなくて、音楽プレイヤーといえばiPodしか頭になかった。

ホームシアターにハマりはじめる

さらにその頃、スピーカー沼にも足を踏み入れる。

きっかけは また会社の先輩(別の人)

PS3でFF13遊んでいた頃だ。

「PS3持ってるのにホームシアターないのもったいないぞ!」って。

なんじゃそりゃって感じだったんだけど、当時1LDK一人暮らしだったので弄り放題。2週間後にはホームシアターシステムが完成した。

美麗な映像と同時に、あの「閃光」や「サンレス水郷」のサウンドトラックをスピーカーで浴びた瞬間、鳥肌が立ったのを今でも覚えている。

当時は残業続きで財布に余裕があったのもあり(笑)、気づけば給料をどんどん機材に突っ込む散財モードに突入。

そこからはアンプやらNASやらライブBDとか買ってどっぷりハマってた。

「オーディオはイヤホンだけじゃない、音に包まれるってこういうことか」と、さらに深い沼に沈んでいった。

耳が適してない

またここらで転機を迎えるんだけど、僕の耳の穴はどうやら細いらしい。当時も自分に合うイヤーピースを探して苦労しては、なかなかベストな物には辿り着かなかったけど、そんな時に気付いた音楽番組とかでアーティストが付けてる耳のアレ。

イヤホンなのは分かるけどイヤーピースもなくてなんだか耳に入れてるの痛そうだ…なんて見てたのがまさにカスタムIEMという存在。

かつてUltimate EarsのTF10というイヤホンを買って、大変音には満足していたけど、装着感だけがネック…付けているうちに耳が痛くなっちゃって。

で、かねてから気になっていたカスタムIEM。インイヤーモニターね。自分の耳の形に合わせて作るイヤホンなので装着性遮音性は抜群!かなり憧れてて。でもこれって作ると安いものでも当時5万ぐらいから、高いと10何万くらいするものでなかなか手が出せなかった。

で、あるとき見つけたのが、手持ちのイヤホンを解体、中の部品を取り出し、自分の耳型から作ったシェルに入れて改めて自分専用のカスタムIEMを作るリモールドというサービス。当時のeイヤホンで取り扱っているのはRoothというメーカーのリモールドサービスでレビューを見てると初めてのカスタムIEM作りにはちょうどいい等の話があったので、思い切って作ることにした。

注文してから完成まで約3ヶ月かかった。それだけ注文が来てて人気なのだろうし、イイ物が帰ってくると思いながら気長に待ってた。

完成品を手にとった時の満足感は半端ない!これはもう自分専用のイヤホン、ゆうたろう専用機…カラーは右:フェイスをレッド、シェルをピンク、左:フェイスをブルー、シェルをスカイブルーという王道っぽい分かり易い感じにした。もとのTF10のシェルは解体されバラバラに…。

新しいシェルは気泡もなく凄く綺麗で、いざ装着してみると本当に自分の耳にぴったり。自分の耳型から作ったのだから当たり前なのだが、ここまでフィットするイヤホンは初めてなのでかなり感動。

肝心の音はというと、TF10の時にすでにクリアだった色はさらに解像度がまして音場も広く素晴らしい。装着性が悪くたまにモゴモゴしていた低音もすっきり締まった音に変わった。

世に出ているユニバーサルモデル(市販品)のイヤホンが装着性により音質が劣化していたことに悲しくなる。おそらくイヤホン購入者のほとんどがイヤーチップの大きさや形で悩むことでしょうが、カスタムにすることでスッキリ(*´Д`)解消した。

さらなる沼

でも、カスタムIEMを作ったあたりから「もっといい音で鳴らしたい」欲が止まらなくなる。

「イヤホンにここまでこだわったのに、再生機がそのままじゃもったいない…」

そう思い始めてからが、DAP沼、そしてカスタムIEM沼への入り口だった。他の所持イヤモニについてはまたの機会に。

そこからはAKシリーズやウォークマンなどプレイヤーを転々と変えていき、今は今年発売されたFiioのM21を使ってる。

まとめ

振り返ってみると、一歩一歩が全部“今の自分”につながっている。

父親から譲り受けたカセット、バイト代で買ったMD、軽音部での出会い、そして先輩からのイヤホン。

iPod時代を経てカスタムIEM、スピーカー、DAPと進化してきた。

気づけば深いオーディオ沼にどっぷり…。

でも、この沼があったからこそ「好きな音楽をもっと楽しもう」という気持ちが強くなった。

だって好きな曲をいい音で、アーティストが届けたいと思った音で聴きたいって普通だよね?ね?

これは音楽だけじゃなくて、趣味全般、果ては人との関わりだってそう。好きなことは最大限楽しみたい!そんなんだから、もう40近いのに趣味ややりたいことが増え続けてる笑

もしこの記事を読んでいるあなたにも「最初の一歩」があるなら、ぜひ思い出してみてほしい。

その瞬間が、次のオーディオライフをもっと豊かにしてくれるはず。

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